いまや世界のキタノとしても名高いたけしさんの著書です。
タイトルで分かるとおり、94年のバイク事故での入院生活の話。
当時はメディアの情報しか伝わらなかったので、
たけしさんの気持ちや取り巻く人々の様子がダイレクトでわかります。
事故前後の記憶がないことや、弟子たちの付き添い&日記、
そして、自己分析。手術への決断。
復帰会見やテレビ復帰の裏にはそんな事情があったのか、
と思わせる本です。
私がたけしさんを知ったのは『おれたちひょうきん族』です。
それまではずっとドリフ(『8時だよ!全員集合』)だったのですが、
あるとき見てみたらとっても面白かったんですね。
家族中が両方みたいという決断になり、
当時ではいち早くビデオを購入しました。
この本が発売された時も、興味はあったのですが、
そういう裏の面を見ることに不安を感じていたので読めませんでした。
今だから、私も年をとったから(笑)読めるようになりました。
そして、このほかにも『真説「たけし!」オレの毒ガス半生記』という本も読みました。
こちらは生まれてからツービート時のことが書かれています。
リアルタイムではないツービートですが、たけしさんの原点を見たような感じがします。
こういう本を読んでから観る北野監督の映画はまた違った観点になってくるのかな?って思います。
順に観ていくとまた前回評価したHANA-BIも違う感情になるかもしれませんね。
近々借りてこよう。