まず、全体的にはすごくよかったです。
当時はまだ生まれてなかったので、詳細なこと知らないんでス。
いまこうしてドラマで観てみると感動の嵐です。
むしろ、帰ってきた後のほうが辛いのだろうなと
想像させるような30年間の生活でした。
星が4つなのは堺さんが少ないから(笑)
密度は濃かったですけどね
中村獅堂さんってやっぱりいい演技しますね。
実年齢35歳くらいなのに、50歳くらいの役がはまってました。
少々肌に艶がありすぎましたが(笑)
でも声色は貫禄アリ、年齢を感じさせ、とってもよかった。
そして、西島秀俊さん。
この方もとってもいい演技するんですね。
いままであまり注目していませんでしたが。
パッと見、田中実さんっぽいこの人は誰?と思ったら、
西島さんだった。顔と名前が一致した瞬間でした。
柳葉さんも出演。
何を隠そう10年位前に柳葉さんにはまっていた時があります。
CDとか買っちゃったり(歌ってるんですよ、ソロで)
年上の部下だけど、ああいう泥臭い演技は好きです。
室井さんのようなパリッとした感じより、下町ッぽいほうが好き。
ホットドック*1が好きだったからかなぁ。
そして、我らの堺さん。
いやあよかったですね。弾けっぱなしの堺さん。
エンジンの元にぃとは違った、どちらかというと喪服~のオリンっぽかな。
演技上手いなぁと思わずうなりました。さすがプリンス。
慌てふためいた演技が一番うまいですねぇ(笑)
あとは、小林稔待さんとのシーン。
小林さんが出てくると芝居が引き締まりますよね。
でも、あまりにも早すぎる展開に驚きでした。
これって二夜連続位でもよかったよねぇ。時間足りない…。
お話の感想も少々。
見終わったときにせつなくなりましたね。
自分としては信念貫いて30年間、
部下達の気持ちも全部背負って生きてきて、
帰還した後の記者会見でとっても苦しくなりました。
当時、実際にどんな質問をしたのかはわかりませんが、
もうちょっとあるだろーという記者の質問。。。
島田さんと小塚さんのお墓参りできたことが、
一番嬉しかったんではないでしょうかね。
そんな現代になじめずブラジルに渡ってしまったと。
インタビューにもありましたが、あまり思い出したくないと。
それはそうですよね。
実際、ドラマにしたからって本当の気持ちは本人にしかわからない。
でも、これでわかったことっていうのは、
やっぱり戦争って怖いですね。
人の命も奪うこと、人生を奪うこと、青春を奪うこと、
やりきれないですね。
かといって、戦争が全てなくなるとは思えません。
こんなに科学や知恵が発達した世の中では無くならないんでしょうね。
全ての世界がもっと発達して何百年後かには無くなるかもしれませんが。
でも、争いが何も生み出さないということを知ってほしいですね。
特に現代の子供達よ。
やっぱりどんどん戦争を知らない世代になっていくというのは怖いです。
若い人達が率先して、どんどん伝えていかないと風化してしまいます。
特にこの殺伐とした事件が多い現代には必要なのではないでしょうか。
戦後60周年にためになるドラマを観させていただきました。
*1:TBSドラマ・テキ屋の信ちゃんシリーズ